下流喰い−消費者金融の実態

面白かったので一気に読めた。


金貸しの問題についてはナニワ金融道から色々と本を読んでいるが、
この本で参考になったのは、


・大手消費者金融が「資金需要者」を多重債務者に追いやり、否応なくヤミ金を利用させているので、「上限金利を下げるとヤミ金に流れる人が増える」という消費者金融の主張には説得力に欠ける


・「おんな市」の存在
 ※債務+50万円で女性が売られる市


かな。


個人的には、
「お金の貸し借りはいけません」
と子供の頃から言っておきながら、
大人になったら家でも車でもお金を借りなければ買えないという現状に対し、
無知な人が多すぎると思う。


子供の時に少々のお金の貸し借りをやっておけばいいのに。
どうせ回収できないから。
そうした経験を通して、
「ああいう人は信用できない」
とか学んで行けばいいんだよ。


学校では教えてくれないなぁ。


いきなりこの本に手を出すよりは、
ナニワ金融道
ミナミの帝王
とかを読んでからの方が良いと思う。