本屋の投資本コーナーにて思う

株式市場を楽しんでいってくれい
フラリ本屋に立ち寄ると相変わらず投資関係の本が山積みにされており、
老若男女が目を血走らせて、
・株で○億円儲けた!
・毎日(もしくは毎週)○○分で大儲け!
なんて本を読んでいる様子をみる度に腸がねじれそうです。
いとをかし。


ここで
・平凡な学生(もしくは会社員)が株で大儲け!
のカラクリを解説しましょう。
いや、カラクリというかほぼ完全に運です。
例えばその辺の若者を100〜1000人集め、
一人一人に100万円渡して株式投資をさせれば、
1年後に1億円に到達する人は何人か出るでしょう。
しかしほとんどは借金漬けのはずです。


株にはババ抜き的要素があるので、
1億勝つ人がいれば1億負ける人がいます。
運良く勝った人が偉そうに本を書きますが、
買った後に本を書いてもなんら説得力はありません。
・私はこの方法でこう儲ける!
と宣言していた人が、
その方法を忠実に実行し、
達成できた時のみその発言には意味があると言えます。


その辺りの事がわからずに本屋で目を血走らせている人は、
株に限らずおそらく人生においても無知なのでしょうが、
こうした人々が次々にやってこないことには、
株で勝ち続ける人はいなくなるのではないだろうか?


最近は大分クリーンなイメージが定着してきたものの、
一昔前は、
・ゴルフ
・パチンコ
・競馬
・株
はいわゆる親父趣味でした。
最近ではこれらに手を出している女性も多いのですから
マスコミの力は偉大です。