続未履修問題

文科省の中の人に未履修問題についてヒアリングしたところ、
「担当じゃないからヒマだよ」
という実に縦割り行政的なナイスな返事を頂いたT−1000です。


先のエントリ
http://d.hatena.ne.jp/t-1000/20061105
でsatoshiさんより

バカが作った法律なら破っていいなら
社会問題になっているものはほとんど正当化されないか?


少年法とか酔っ払い運転の交通事故とか。

というコメントを頂いたのでもう少し書きます。


問題があるからといって破るのを推奨というのは誤解を生みやすいので、
今回の場合、
『破る』
より
『変更する』
が適切だったと思います。


あと
『バカ』
というのを誰が判断するかも問題ですね。
コチラは
『時代にそぐわない』
ですかな。
コレも誰が判断するかって問題はありますが、
耳障りはこの方がまろやかですね。


未履修単位をわざわざ補修させようとしたところで
どうせほとんどの生徒は受ける気が無いでしょう。
先生も無いのでは?(笑)
そんなことに労力を使うぐらいであれば、
履修の必要は無いというのが前回のエントリの時の考えです。
これを凝縮して
『破る』
となった感じです。


・不公平論
についてはあるだろうけど、
そうしなければ進学校は生き残れないでしょ。
現実的には。


そう考えると、
携帯いじる生徒は割合として進学校の方が少なくなるな。
まぁ前回の記事はあのままでいいや。


ただ日本は法治国家ですから、
やはり既存の制度に問題が発生してから変更する前には、
誰かが苦労しないとダメなのが現実。


ライブドア村上ファンドの事件で法改正はされましたけど、
世間で
『好ましくない』
と思われても、
初回はOKなんですよね。
(最もその後はアレですが・・・)


今回は今年の受験生と担当教師が苦労するのでしょう。
(あと文科省の担当の人)


これを機会に教育に関する議題が盛り上がりそうな気がしますが、
1億人を鍛えようとしても限度がありますから、
世界数十億人の中の優秀な人が日本に集まるような制度を作った方が
てっとり早いと思います。
どれだけ手塩にかけて教育したところで、
途中でグレるorグレないはバクチ的なところがあるしさ。


アメリカなんかそういう感じだと思う。
人口比で1:50とかじゃ全然勝負にならないよ。