M&Aはなぜ失敗するのか?

M&Aの5割が失敗!」
「いや、7割が失敗!!」
とかいう見出しを見る度に、
「へ〜、M&Aってそんな難しいんだ。」
って思う今日この頃。
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/31846996


・そもそもM&Aの成功って何よ?
世間一般的には買った時よりも企業価値
つまり株価が上昇すれば成功で下落すれば失敗
・・・ということらしいのでそれで考えます。


・なぜ失敗するのか?
買い手が失敗しているので売り手から見れば成功なのです。


この「問題」で重要なのは
・主語
です。
だいたい成功の主語は買い手になっているように思われます。


しかし男がいれば女がいるように、
買い手がいれば売り手もいます。


売買が成立するということは、
買い手は
「こんな安い値段で買えてラッキー」
と思っており、
売り手は
「こんな高い値段で売れてラッキー」
と思っています。


話をもどすと、
M&Aで買い手が7割失敗しているということは、
売り手の7割が成功しているということです。


実際には半々ではないかと思いますし、
バランス的には半々になって当然だと思います。


ただし、
M&Aで会社を買った後は人事やら何やらで色々と面倒です。
売り手はそこで終わりなので、
「手間」
ということを考えると、
買い手の負担は相対的に大きいと言えると思います。
逆に言えば売り手に有利な取引とも言えるのかもしれません。