不道徳教育

一般的に世間から非難される
・麻薬密売人
・売春婦
・シャブ中
ホリエモン
・ポイ捨て
などなどを、
リバタリアニズム
(国家の機能を縮小し、
 市場原理によって社会を運営しようとする政治思想)
にのっとって擁護する痛快経済学読本(?)。


原書は30年も昔に書かれているが
著者が原理主義者であることと、
訳者が橘玲であることが合わさり、
非常に読み易くできている。


断っておくが、
この本は(当然)学術書ではなく、
目的は読者を挑発して怒らせることだ。


しかしこの本が個人的にヒットしたのは、
「社会正義を振りかざす人ほど害悪を撒き散らしている」
という主張に共感したからだ。


とはいえ擁護されているのが
ホリエモン
ではなく実は
「金持ち」
であるなど、
言葉に対して連想するところから外れる部分があったので
☆4つ。