配当〜完結編?〜

下はライブドアとの提携話で一躍有名になったUSENのチャート。

赤で囲んであるところが発表日だが、
・上昇
 ↓
・強力な売り
 ↓
・安値で終わる
という酷い動き。
今日も大幅安な雰囲気。
ニュースになるような株に手を出してはいかんという良い例。


今日は長い事放置していた配当の話。
前回の記事はコチラ。
http://blog.livedoor.jp/t1000_1981/archives/50398671.html
結構昔に頂いていたS氏のメールを利用しつつ書く。
(少々編集してあります)

12月30日のブログですが、
配当についての記述に少々間違いがありますので、
お知らせします。


配当は、「利益」に対してのアクションですので、


資産 1000      負債 500
株式 500


の場合、利益が100円出て、


資産 1100       負債 500
株式 500
現金 100


となった時に、
・現金の100
をどう扱うかに関するアクションの一つとなります。
つまり、
現金を「内部留保するか」、
「設備投資に回すか」、
あるいは「配当を出すか」等です。

おっしゃる通りです。
私の記事では、
「利益」
に対するアクションであるということについての指摘が抜けていました。
指摘ありがとうございます。

解りやすいので、この3つの例で考えると、


設備投資
→未来への投資
→未来の収益向上
→株価上昇
キャピタルゲイン


配当を出す
→株主に配当金収入
インカムゲイン


内部留保
→企業の「資産」回転率低下
→株価下落
→お買い得企業へ
敵対的買収

という事になります。

長い目で見るとそうだと思います。
ただ配当の話をこれだけしといて言うのもなんですが、
結局一番大事なのは、
それって儲かるの?
ってことなんですよ。
学術的に配当を出す行為がとにかくダメであると証明されても、
市場参加者がそれに従わなければ無意味なんですよね。


分かりやすい例で例えるとやっぱりライブドア(笑)。
例えばAさんはライブドアの財務関連の書類を調べ、
「これは臭い」
と感じても、
他の人達が
ライブドア最高!」
と叫んで買っていたら、
それに便乗すべく参戦するのは有りですな。


最近の相場を眺めていると
日経平均2万円」
なんて言う人もいますが、
この上なく疑問に感じます。