日経論補足

今日はインサイダーを肯定してみます。
というかインサイダー等が市場に無ければ、
株で儲ける事は不可能なはずです。


市場が常に正しいということは、
常に正常な株価であるというワケです。
でもこれでは困ります。
上がるでも下がるでもいいですから、
株価には動いてもらわないと儲かりません。


ここでどうやって株に値段がつくかを考えます。
株の値段は売る人と買う人の意見が一致したところでつきます。
つまり、
売る人はこれ以上上がらないと考えており、
買う人はこれ以上の値段になると考えています。
そして買う人が多ければ値段は上がり、
売る人が多ければ値段は下がります。


従ってPER100倍の株が割高だのなんだのといった話は無意味です。
100倍で買っても101倍で買ってくれる馬鹿がいれば問題ありません。
反対に10倍で買っても9倍になったら損です。
自分が買った値段よりも高い値段で買う馬鹿が現れる限りは損はしません。
これが「より愚者の法則」というヤツです。


結局株で儲けるということは、
市場のゆがみをつくということです。
従って、
市場が「正常」であれば、
理論上儲けることはできません。


市場がゆがんでいるという前提に立ち、
知らないところで動いている大きな力に便乗するのが、
個人投資家が唯一勝てる方法です。
とはいえ楽して儲けたいですね。
日経うらやましいですね。
まぜてほしいですね。
好きな子に振り向いてもらえないので
「オマエなんてキライだ!」
というツンデレな感じで昨日は書きました。
半分はホントです(笑)。


ま、最近はデイトレーダーが目を血走らせて張り付いているので、
大分市場は正常化してきてると思います。
某証券会社の株は公募割れしましたし(笑)。


んで、Mattaさんの意見に答えよう!

この会社にコンプライアンスが欠如しているのか、それとも日本人全体的に尊法心の欠如した人間が増えてきているのか、という視点が必要では?

必要無いです。
というかそんなマクロな話は知りません!(笑)


私は小さな問題を社会全体に拡張したところで
・昔は良かった
という結論しか引き出せないので、
そうした議論は不毛だと思います。
そんな暇があったらゴミを拾え!ゴミを!(笑)


〜よくある例〜
・心の闇
という言葉を使って犯罪者を擁護したり
罪を薄めたりするのは評論家の常套手段だが、
そんなものは無いよ。
犯罪はやったヤツが悪いの。
社会とか人のせいにするなよ。

WinnyやMXが氾濫しているのも、根本的な原因は著作権法に対する尊法心の無さですね。会社がいくら厳しく社員を指導したところでそれは対症療法であって、このような事件は根絶できないと思いますが、どうでしょう?

著作権法であれなんであれ、
・自らの利益のため
もしくは
・自分の信念のため
に何かするのは良いと思います。
ですが
・社会のため
にやるのはダメだと思います。


私はインサイダー等が無いと一般投資家も儲からないと考えているので、
・別にいーや
と考えてます。
反対にインサイダーを取り締まろうという動きも良いと思います。
そのために雇用も発生しますし、
インサイダーをやる人に対し、
リスクを背負わせることができます。


世の中そんな簡単でないというかなんというか、
例えば昔ある靴メーカーが発展途上国で子供を低賃金労働させてたのよ。
んで怒り狂った市民団体とかが抗議して、
その会社は子供を働かせるのを止めたんだ。
その後どうなったかというと、
子供たちは働き口がなくなってしまい、
売春をするようになりました。


なんというか、
一見耳障りの良いことをすることが、
必ずしも「良い」とはいえないのだ。
こんなことを言い出すととんち問題になってしまうのだけど、
疲れたので今日はここでおしまい。


読んでくれてありがとう。